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東洋医学による更年期障害の解釈とは?

東洋医学による更年期障害の解釈とは、「腎」が持つ機能のうち、陰と陽のバランスが崩れてしまった状態、つまり「腎虚」であるということはお話いたしました。
それではこの腎虚はどのようにしてケアすれば良いのでしょうか。
陰と陽、どちらの機能が低下してもバランスは崩れるので腎虚となるのですが、更年期障害の場合はほとんどの人が陰の機能低下が原因であるため、漢方では腎のうち陰の機能を高める処方がなされます。
これを漢方風に言うと「腎陰虚・肝火鬱結のため腎陰を補う」となります。
「肝火鬱結」とは腎虚のため肝にも問題が起こり、体内の余分な熱がこもってしまっている状態のことです。
さて、これを解決するために処方されるのが「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」です。
これらの漢方薬は、「肝腎の陰分を滋養する」とありますので、先ほど申し上げた腎陰虚の原因となっている腎陰の能力を補い、高める効果があります。
西洋医学と違い、東洋医学は病巣そのものを薬で攻撃するのではなく、体質をその病気に負けないものに改善していくという考え方で成り立っています。
西洋医学のHRTは不足してしまった女性ホルモンそのものを外部から補うことで更年期障害の克服を目指しますが、東洋医学・漢方の場合はこれらの漢方薬によって腎陰の力を高めることによって自分の力で女性ホルモンが分泌できるように体質の改善を目指します。
この処方は更年期障害が発症してしまってからの治療法ですが、普段の食生活や生活習慣によって病気を予防するという漢方の考え方をそのまま普段の生活に採り入れることが出来ます。
年齢としては更年期障害が症状として見られる前、つまり40歳を過ぎた頃から体自身が健康になろうとする能力を妨げることなく充分な睡眠やストレスの発散、適度な運動を心がけるとそれだけでも全然違います。
冷たいものの食べすぎや辛いものの食べすぎなど、極端な食生活は腎陰または腎陽の力を弱めてしまいますから、注意しましょう。
食品としては、枸杞子、黒豆、黒胡麻などは腎の力を高めるので、更年期障害には効果があります。
薬剤としてではなく、養生としての漢方(普段から習慣づけて摂取する漢方)としては六味地黄丸(ろくみじおうがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)が良いとされています。
更年期障害は特別な病気ではなく体の変化によるものだけに、このような東洋医学の処方は効果的なのです。

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